古代中華を舞台にした大人気マンガのキングダム。
このキングダムでは、秦に六大将軍という凄腕の将軍が過去に存在していました。
今は亡き王騎将軍たちが初代の六大将軍でしたが、ここにきて秦王・政が六大将軍の復活を掲げることになりました!
ではこの新しい六大将軍は誰がなるのか?
この点が非常に注目が集まりましたが、671話では六大将軍の5人までが確定して、672話で六将の最後の一人が空席であることが確定しました。
この空席になった最後の一人の六大将軍には誰が先に割って入ることになるのでしょうか?
また李信や蒙恬、王賁の若手三人組は六大将軍になれませんでしたが、今後李信たちが六将になれることはあるのでしょうか?
この点について予想・考察していきます。
それでは最後までお楽しみください!
Contents
キングダム秦の六大将軍とは?
かっこよすぎ#六大将軍#秦六将#六将 pic.twitter.com/WWWUUUkGKF
— ☯ひゆう☯ (@X8CHNIL5A777Caw) January 9, 2018
まず秦の六大将軍とは何か?
この点を簡単におさらいしていきますが、これは現在の秦王・政のひいおじいちゃんである昭王(しょうおう)の時代の特別な制度でした。
昭王の時代には、秦は同時に数か国と戦うことも多くありました。
ただ離れ離れに戦っている将軍たちと連携を図ることが枷(かせ)になると察した昭王が、六大将軍に独断で戦いを展開する権限を与えることにしました。
しかしここでつきまとうのが六大将軍の謀反の恐れです。
昭王と六大将軍は揺るぎない鉄の忠誠心で結ばれていたため、この六大将軍という制度が可能だったとされています。
またこの六大将軍という制度は、優れた六人の将軍がいたことで成立したと王騎将軍は語っています。
優れた将軍がいないところに「六大将軍」という制度を作っても意味がない。
それが王騎将軍の考えでもありました。
昭王の時代の六大将軍は誰?
また昭王の時代の六大将軍は誰だったのでしょうか?
上記の画像が六大将軍ですが、以下の将軍です。
- 白起(はくき)
- 胡傷(こしょう)
- 王齕(おうこつ)
- 司馬錯(しばさく)
- 王騎(おうき)
- 摎(きょう)
このうち胡傷だけは軍師上がりの六大将軍でした。
胡傷はその頭脳だけで六将の一角に上り詰めた軍略の天才であり、秦軍総司令である昌平君の軍略の師匠でもあります。
この胡傷が戦略の大枠を作って、他の五人を操っていたとも言われています。
新しい六大将軍は誰?
政が復活させるという六大将軍。いったい誰がなるんでしょうね?候補はこれだけいます。
1、王翦(おうせん)
2、蒙武
3、騰
4、桓騎
5、王賁(おうほん)
6、蒙恬(もうてん)
7、信
8、楊端和
9、羌瘣(きょうかい)3人が漏れるのか。羌瘣は飛信隊と共に行動して六将にはならないかも。 pic.twitter.com/rce2u6f7z5
— comic-search (@search_comic) January 12, 2020
それでは、新たな六大将軍には誰がなるのでしょうか?
この点については様々な可能性が考えられますが、671話で5名がすでに確定しました!
それでは新しい六大将軍をご紹介していきます!
第一将:蒙武
まず第一将は蒙武が入りました!
蒙武が第一将に選ばれたのは、昌平君との熱い友情があったからなのか?
いやそれよりも、汗明を討ち取るなどの功績が素直に評価されたのだと思われます。
現在の大将軍は蒙武と騰の2人だけですが、蒙武はいち早く大将軍に就任しています。
その実績は申し分ありませんし、蒙武も最初に六大将軍を復活させて欲しいと政に申し出た時に、謀反の可能性についてこう言っています。
見くびるな
俺の生き様に謀反などと下らぬものはない
蒙武の関心は、自らが中華最強であることを証明すること。
謀反の可能性の少なさと実績の高さから、蒙武が第一将に選ばれたと思われます。
この蒙武は楚との前線に位置していますが、この蒙武に戦争の自由を与えることで楚の攻略を進める意向があると思われます。
第二将:騰
次の第二将は騰が選ばれました!
この騰も2人の大将軍のうちの一人で、什虎(じゅうこ)城戦でもその突破力は健在。
また騰は捕らえどころのない武将とも見られていますが、呉鳳明からも経験豊富さから隙がない武将として評価されています。
そして騰はあの六将・王騎が認めた男。
今後の六大将軍としての騰の活躍も見ものですね♪
第三将:王翦
また第三将は、鄴攻めを成功させた王翦(おうせん)でした。
知略だけで六将に割って入る逸材とも評されていた王翦。
ただ自らが王になりたいという野望を持っているともウワサされていて、その点でなかなか陽の目を浴びない存在でした。
しかし鄴攻めでは兵糧攻め合戦に持ち込み、三大天・李牧との知略合戦を制したその知略は、中華全土で轟いていることでしょう。
勝てない戦にしか興味のない王翦が攻めてきたら、こちらは負けるのではないか?
相手にそう恐れさせるだけの実績をひっさげて、今後も活躍していくことでしょう。
第四将:楊端和
また第四将は楊端和が選ばれました。
これまでも政が成蟜(せいきょう)から玉座を奪還する際にも大きな援助をし、蕞(さい)での戦いでも秦国全体のピンチを救ったほどの人物です。
また楊端和は女性とはいえ、自らを囮にして敵を打ち倒す手法を繰り広げ、ピンチに陥っても心が折れることなく味方を鼓舞した橑陽(りょうよう)での戦いは圧巻でした。
強力な山の民を見事に操る統率力によって、六大将軍としての大いなる活躍が期待されます。
第五将:桓騎
次の第五将には桓騎が選ばれました!
函谷関の戦いでは、張唐(ちょうとう)と共に韓の成恢(せいかい)を討伐。
また黒羊での戦いでも李牧や昌平君が採用しない戦い方を披露して、想定の半分以下の被害で黒羊の戦いを制した実力の持ち主です。
元野盗ではあるものの、元野盗ならではの戦い方は普通の武将の想定の範囲外と言ってよく、以前から六将級との評価も受けていました。
独特な桓騎軍と独特な感性を元にした戦略で、今後も六大将軍として活躍してくれることでしょう。
六大将軍最後の一席は空席確定!
672話で確定した六大将軍の6人目。
その最後の一席を、政は空席と発表しました。
その理由は、これまで挙げた5人と肩を並べるほど強い武将がいないからでした。
それでは五将でいいのでは?
そんな桓騎の問いに対して、政は六将が必要な理由として、六将はお互いに背や脇を支え合う働きをすることを挙げていました。
それでは七将や八将ではどうか?
という桓騎の更なる問いに対して、王翦はそうすると下につく武将が不足して取り合いになり、必要となる俊敏さが失われてしまうと発言。
さらに今の中華に対しても六人が最上だと王翦は言います。
これに昌平君も同調。
敵国を滅ぼすために、敵の治癒力を凌駕(りょうが)する速さや鋭さを付与するのが六大将軍制度であることが672話で描かれました。
また六将には戦争の自由が与えられたものの、禁じられた行いが昌文君から語られました。
それは次のようなものでした。
六大将軍に禁じられた行いとは?
六将に禁じられた行い。
それは次のような内容でした。
1.敵国の民であろうと一般人の虐殺・暴虐は一切禁ずる
2.反乱は決してあってはならぬ
1については王騎が受け継いでいた昭王の遺言が元になっています。
これを昌文君は桓騎を見ながら発言しています。
桓騎はこれまで一般人の虐殺や凌辱など何でもありの戦い方を繰り広げていましたので、この縛りは今後の桓騎の謀反の可能性や「弱点」につながる可能性があるのかもしれません。
また2については、キングダムでは以前から六将制度の危険性として語られてきましたが、これについて桓騎は王翦に話を振りました。
王翦はこれまでも自分が王様になりたいという野望を胸に秘めていると言われていましたし、朱海平原の戦いの時には李牧を勧誘するという行動にも出ています。
さて王翦は裏切る可能性があるのでしょうか?
王翦が裏切る可能性はある?
王翦の裏切りの可能性。
それは無いと思われます。
その理由は以下が挙げられます。
1.史実
2.六将を敵に回すリスクを回避するため
3.王として政に勝てないと思うようになるため
史実での王翦は秦の名将
まずは史実からの考察ですが、史実での王翦は裏切ることなく、秦国の中華統一に多大な貢献をした名将でした。
またキングダムは史実に基づいて物語が展開していることでも知られています。
この点から王翦はキングダムの物語の中でも裏切らないと予想します。
六将を敵に回すリスクを回避
また672話で騰(とう)は、反乱を起こした人物が出れば、残りの将で必ずそ奴を抹殺(まっさつ)すると宣言しました。
それに楊端和も「当然だ」と同調。
この2人の発言から、王翦は最悪のリスクを想定したはずです。
つまり王翦以外の全ての六将・武将が敵に回る―――
そこに想像が至れば、勝てない戦に興味のない王翦ですので、反乱・謀反を起こす気がこの時点で失せた可能性も考えられます。
王翦は王として政に勝てると思えなくなる?
また王翦は、王として政に勝てないと思うようになる可能性も考えられます。
政は戦争を終わらせ、中華に平和をもたらそうとする光ある王としてキングダムで描かれています。
そんな政は中華統一後の構想もすでに考えていて、法によって国を治めるという構想を練っています。
このことにより斉王の王建は、政になら中華のかじ取りを任せて良いとまで信任するに至ります。
趙での苦労がありながら、紫夏(しか)との出会いによって光を見出し、中華の精神的・頭脳的な支柱となりえる政の王としての資質は、王翦をして「政には勝てない」と思わせてしまうのかもしれません。
勝てない戦に興味のない王翦は政に勝てないことを思い知ることで、王になることを諦めるのかもしれません。
キングダム六大将軍の6人目は誰がなる?
今週のキングダム。三代前の昭王以来の六大将軍復活!!選ばれしは予想通りの面々w残る一人は次週発表てかまた休載かよ💢予想では昌平君か?それとも空席もありうるな。残る一席を目指して他の将に奮起を促す作戦とか? pic.twitter.com/h0z1IxFsIf
— 将星 (@syousei_1) February 24, 2021
また671話では最後の6人目が決まらなかったことで、最後の一人は誰になるのか?
この点はまだ注目が集まります。
ちなみに最初の六大将軍の時は、軍師枠として胡傷(こしょう)がいました。
この胡傷は昌平君の師匠ですが、この6人目の六大将軍には昌平君が就任する可能性も指摘されていました。
私もその可能性があると思っていましたが、結果的に現時点で六将最後の一席が空席となっており、昌平君が六将になることはありませんでした。
その結果から考えると現時点で昌平君が六将になっていませんので、これから昌平君が六将になることはないのかもしれません。
昌平君は軍総司令として中央・咸陽から指示を出す立場。
それは六大将軍より上の立ち位置ということになるんでしょうね。
蒙恬が6人目の六将になる?
また六大将軍の条件として、政は「戦の強さ」を挙げていました。
そして672話では、時を置かずして六人目の大将軍が誕生し・・・と描かれた場面で、王賁・蒙恬・李信が順に描かれていました。
もしかするとこの順に六大将軍になっていくのか?とも考えましたが、鄴攻めから後の様子を見る限りでは、私は蒙恬がこの3人の中では最も六大将軍の座に近いと思います。
一つは蒙恬は王翦と李牧の間に割って入るほど、戦が見えていたこと。
また秦左翼の戦いで王翦・第二将の麻鉱(まこう)が死亡してからは、王翦は蒙恬を左翼の将軍に任命しました。
しかし秦右翼の戦いでは、王賁を右翼の将軍にしませんでした。
このことから王翦は王賁より蒙恬を上だと判断していると思います。
その差は、王賁が身を切る戦いをする傾向にある(リスクを負いすぎる)からなのかもしれません。
また鄴攻めが終わってからの趙との最前線で、将軍となった3人のうち、李信率いる飛信隊はやや遅れを取っていました。
羌瘣(きょうかい)の不調があったとはいえ、人材の不足により軍が弱体化するという弱みを李信は露呈してしまいました。
それらを総合的に考慮すると、現在の3人の力関係は蒙恬>王賁>李信となるのではないでしょうか?
ですので、この3人のうちで六大将軍に最初になる(空席に割って入る)のは蒙恬と予想します!
まさかの政?
またこれはほとんど冗談ですが、野球の選手兼監督の「代打オレ」のように「六将オレ」と政が壇上に上がる可能性があるのかもしれません。
(それはねぇわ!)
蕞(さい)では民衆の士気を鼓舞して、一般人を兵士にした檄(げき)は見事の一言!
この時の檄による民衆の士気の高揚は、六将でもなし得ないほどの見事なものがありました。
檄によって士気を高める手腕を元に、六将最後の一席を自らの権限でゲットするのかもしれませんね。
(だからそれはねぇわ!)
李信、蒙恬、王賁は六大将軍になれないのか?
【キングダム 豆知識】
〜未回収伏線〜
新六大将軍
個人的な予想としては、
王翦、蒙武、李信、王賁は確定。
次の候補としては実力的には騰と蒙恬だと思うが騰は新時代というイメージには合っていない。蒙恬は文官志望のため辞退する可能性あり。
羌瘣はあり得る。楊端和は可能性低い。桓騎はないかな pic.twitter.com/KRmQ4rufeM— たらこ将軍のキングダム研究室 (@tarako_kingdom) December 16, 2020
また672話で六大将軍のうち5名が確定し、一席が空席であることが決まりました。
では李信や蒙恬や王賁の3人は、六大将軍にはなれるのでしょうか?
この3人が共に六大将軍になれるのかどうかを、これから考察していきます。
李信、蒙恬、王賁は六大将軍になれる!
では李信と蒙恬と王賁が六大将軍になれるか?ですが、個人的にはこの3人とも六大将軍になれると思います。
理由はまず桓騎は歴史上では李牧に敗れて死亡する点です。
これは紀元前233年のことになっています。
六大将軍を復活するのが紀元前234年ですので、この翌年には桓騎は歴史的には死亡しますので、六大将軍の席がさらに一つ空くことが予定されます。
また楊端和も歴史上で記録が残されているのは紀元前229年までです。
ちなみに秦の中華統一は紀元前221年のこと。
それまでの間に楊端和は死亡する、または山界に戻る可能性が無いとは言えません。
そうなると現時点では空席が一つありますし、桓騎と楊端和の2人は死亡する(可能性がある)ことになりますので、六大将軍のうち3つの席が空きます。
この3つの席に割って入るのが、李信と蒙恬と王賁の3名になるのではないでしょうか?
その他の六大将軍候補は?
この他に六大将軍候補となる人物としては、羌瘣も挙げられます。
朱海平原での戦いの時、尭雲(ぎょううん)は李信と羌瘣の2人に対して「六将を思い起こさせた」と語る場面がありました。
そうなると羌瘣も六大将軍候補に挙げられるでしょう。
または大穴で羌礼も六大将軍候補になるのではないか?と思います。
その根拠は、「祭」をくぐり抜けた羌礼が闇の淵から救われたことです。
羌礼は「祭」をくぐり抜けたことで、幽連と同じよう助走なしで巫舞と同じ領域まで意識を落とせるようになっているはずです。
幽連はそれは「祭」をくぐったからだと言っていました。
また羌礼が闇の淵から救われたとすれば、幽連を倒した時の羌瘣のように、他の人とのつながりによってどれだけ意識を深く落としても、戻り方が分かるようになっている可能性があります。
つまり羌礼は、幽連と羌瘣の2人の強さを兼ね備えている可能性があるのではないか?と思うわけです。
そうなると羌礼は蚩尤(しゆう)として相当に強い部類に入ることでしょう。
(羌礼と同じような経過を経て蚩尤となった人物も過去にいるはずで、蚩尤史上最強というほど羌礼が強いとは思えませんが。)
そうなると羌礼は羌瘣よりも個人の武が強力な可能性があるため、羌礼が六大将軍の大穴候補ではないか?と思います。
ただ史実に実在しない羌礼を六大将軍にするのか?
この点はやや疑問があると言えます。
キングダム新六大将軍 まとめ
勝手に新六大将軍予想してみた!!
・おうせん
・おうほん
・もうぶ
・信
・騰
・、、、、、、壁!!#キングダム— キングダム好きに悪いヤツはいない (@1bMa6zC2U9kXcFo) February 24, 2018
ここまでキングダムで復活した新しい六大将軍についてご紹介してきました。
現時点では六大将軍のうち5人まで決まっていて、残りの一人は空席となりました。
これは他の将軍たちによる競争を促すことも考えられます。
また李信、蒙恬、王賁の3人が六将になれるのか?という点は、可能性は充分に高いと予想。
一つの空席に加え、六将の桓騎は史実では翌年の紀元前233年に死亡しています。
そして次に歴史上での記録が早く無くなってしまうのは楊端和で、この楊端和も早い時期に死亡してしまう(または山の世界に戻る)と予想します。
この桓騎と楊端和の2名+残りの1席に、李信・蒙恬・王賁の3名が割って入るのではないでしょうか?
また楊端和の死は、摎の死の時と同じように愛し合う人との辛い別れになるのかもしれません。
この他にも羌瘣(きょうかい)も六大将軍の候補の一人ですし、大穴で羌礼が六大将軍になってしまう可能性さえあるのかもしれませんが、今後も変動するであろう六将に誰がつくのかは興味が尽きないところです。
またさらに想像を膨らませると、他国の武将が秦に投降した後、秦で活躍することによって六大将軍にまで出世することも考えました。
中華統一の後半になれば投稿する将も増えますので、こうした展開もあり得るかもしれません。
ただ能力の高い将軍は秦国の武将だけで充分に人数は足りていますので、この展開は無いように思います。
それではここでキングダムで復活した新六大将軍に関する考察を終わります。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!