キングダムは秦の始皇帝の時代を舞台にした大人気の歴史マンガです。
戦国七雄。
この時代、秦の敵国は六つの国があり、この中の魏という国に呉鳳明(ごほうめい)という人物が登場してきます。
キングダムには史実に実在していた人物も多く登場してきますが、ではこの呉鳳明は史実に実在していた人物なのでしょうか?
また呉鳳明は師である霊凰(れいおう)を裏切って死亡させましたが、呉鳳明は最後の死をどのような形で迎えるのでしょうか?
こちらの記事では呉鳳明が史実に実在していたかを見ていきながら、呉鳳明の基本情報を見ていき、呉鳳明の最後の死亡についても考察・予想していきます。
それでは最後までお楽しみください!
Contents
キングダム呉鳳明(ごほうめい)は史実に実在しない?
キングダム呉鳳明は創作キャラ!
函谷関での戦いで、魏の作った巨大な井闌車(せいらんしゃ)に火を放つ桓騎(かんき)。この戦いでもこの井闌車を使って下に降りて将を討ちに行くなど、桓騎はかなり活躍しましたね。桓騎は今後、秦の六将になるのかな?やっぱり。#キングダム pic.twitter.com/TTTL7usGh5
— comic-search (@search_comic) November 24, 2019
それではキングダム呉鳳明の史実についてですが、これは完全にオリジナルキャラクターとなっています。
ですので呉鳳明は史実に実在していないキャラクターで、お父さんの呉慶は戦国策にその名がのっているものの、呉慶という人物も創作キャラクターであることが以下の原先生のインタビューにも記載があります。
キングダムの作者・原先生も、この時代の魏には武将の名前がほとんど残っていないことが魏国を描く上で難しいとおっしゃっていますが、そこで創作したキャラクターが呉鳳明であり、父親の呉慶です。
そんな呉鳳明の初登場が何巻かと言えば、単行本25巻・第266話「因縁の子」でした。
また魏には秦の六将や魏の三大天のように「火龍(かりゅう)」という称号があります。
これも原先生の創作ですが、呉鳳明の父親の呉慶が「魏火龍七師」でしたが、息子の呉鳳明もこの「火龍」の称号を得ることになっています。
呉鳳明の井闌車(せいらんしゃ)は何巻で登場?
そんな呉鳳明は知略あふれる発明家の一面を持っていて、函谷関の戦いでの2つの発明品は趙の三大天の李牧でさえ驚嘆の声をあげていました。
その2つの発明とは以下になります。
- 井闌車(せいらんしゃ)
- 床弩(しょうど)
これらが出てきたのは何巻だったでしょうか?
まず呉鳳明の井闌車が出てきたのは、単行本26巻・第276話「鳳明の手」が初登場でした。
ここで秦の国門・函谷関は、動かせる井闌車の限界の高さを踏まえて設計されていることが李牧の口から語られます。
実際に魏の呉鳳明が出してきた井闌車は確かにそれだけでは届かなかったものの、その後に井闌車から出てきた橋は函谷関の城壁にかかることになります。
ただこの直後、秦の桓騎が登場。
井闌車に大量の油をかけた後で火矢を放ち、井闌車を燃やすことに成功しています。
(単行本26巻 第277話「桓騎、向かい合う」)
呉鳳明の床弩(しょうど)は何巻で登場?
また呉鳳明は函谷関戦で床弩も出してきましたが、それは何巻のことだったでしょうか?
これは単行本28巻・第299話「新たな攻略手」でのことでした。
この呉鳳明の作った床弩は、韓軍が出してきたものの2倍の大きさで、この時代のものはおよそ2メートルの矢を撃つと言われる床弩だったそうですが、呉鳳明が出してきたのは実に4メートルに及ぶ矢が装填(そうてん)されていました。
これは敵兵を倒すためではなく、矢の先にロープをつけた上で函谷関の城壁に狙いを定めたものでした。
函谷関の城壁に刺さった矢の下にたれ下がったロープから、次々と函谷関に登ろうとする魏兵。
このピンチに桓騎が再び動いて、韓の成恢(せいかい)を倒しますが、函谷関の危機は続くことになっていきます。
キングダム呉鳳明(ごほうめい)の基本情報は?
キングダム呉鳳明は秦への恨みが強い?
では呉鳳明の基本情報を見ていきますが、まずは押さえておきたいところは呉鳳明は秦への恨みが強いという点です。
なぜ秦に対する恨みが強いのか?
まず父親の呉慶が秦の麃公(ひょうこう)将軍に倒された事実があります。
次に魏の軍事上の最重要拠点である山陽(さんよう)を奪われたこと。
さらに著雍(ちょよう)の戦いでも呉鳳明は本陣に迫られ、信に危うく斬られてしまうという危機に陥ったこともあります。
これらの大きな借りがあることで、呉鳳明は秦に対する恨みを強くしています。
その後に、秦からの同盟を打診された時にも「使者の首をはねて送り返してやれ」と言ったほどでした。
このあとは魏は秦と3年の同盟を組んだものの、その後に秦は魏を滅ぼすことになりますし、その時に呉鳳明は秦の大きな敵として立ちはだかることが予想されます。
キングダム呉鳳明の年齢は?
桓騎と呉鳳明が同世代って今更ながら意外すぎる pic.twitter.com/JKbR2HzcvO
— ゆう@堺市と古墳歴史寺社旅 (@clngwork) September 12, 2020
また呉鳳明の年齢は何歳でしょうか?
明確な呉鳳明の年齢はキングダムには描かれていません。
ただ呉鳳明が李牧や桓騎と同じ世代であることは描かれています。
それは何巻のことかといえば、単行本37巻・第399話「肉迫す」のことになります。
また主人公である信(りしん)たちが20代前半であることが分かっていますし、信たちが呉鳳明の下の世代であることも上記の399話で描かれています。
そうなると呉鳳明は信たちより10歳年上で、30代だと思われます。
キングダム呉鳳明の性別は?
また呉鳳明の性別はどちらなのでしょうか?
呉鳳明の性別は、ズバリ男です!
ガイドブックにも呉鳳明のことは「彼」と書かれています。
(キングダム公式ガイドブック 覇道列記)
キングダム呉鳳明の強さや能力値は?
また呉鳳明の強さや能力はどの程度でしょうか?
こちらもガイドブックからの引用ですが、以下のような設定になっています。
- 武力・・・60
- 指揮力・・89
- 知力・・・98
- 経験値・・A
- 発明・・・考案中
呉鳳明は武力は60と低めですが、知力が98と高い数値になっています。
ちなみに知力のトップは100の李牧。
呉鳳明はかなりハイレベルな知略型の武将と言えそうです。
楚との戦いでも素早い攻勢で、若い蒙毅(もうき)がついて行けないほどでした。
これからも軍を動かす時に、呉鳳明の知略・戦術が活きる場面が見られることでしょう。
キングダム呉鳳明(ごほうめい)の最後の死に方は?
呉鳳明は秦との戦いで戦死する?
発売中のヤンジャンに掲載している原先生が教える特別講義「#戦国七雄の作り方」。
第一講「魏」編を公開します。
呉慶、廉頗、呉鳳明、魏火龍七師に共通するものとは何でしょう?
という内容になっています。
その他、六国についても貴重な情報満載なので、ぜひ手に取ってみてください! pic.twitter.com/TIp3xvPMkJ— キングダム公式アカウント (@kingdom_yj) May 22, 2020
ではキングダムのオリジナルキャラクターの呉鳳明の最後の死に方はどうなるでしょうか?
今後は史実からも秦は中華統一を果たしますので、秦が魏を滅ぼすことは確定しています。
秦が魏を侵攻する時に呉鳳明は秦軍に立ちはだかる大きな壁になると思われますが、この秦が魏を滅ぼす戦いで呉鳳明は戦死する可能性が考えらえます。
それ以前の戦いで呉鳳明が戦死してしまう可能性もあるのかもしれません。
ただどうもキングダムの原先生のインタビューなどを見ていると、秦の強さを見せつけるためにも秦の敵国をしっかりした強さに設定したい意向があるように思われます。
そうなると知略あふれる呉鳳明が、秦との戦いの前に死亡するとは考えにくいところがあります。
やっぱり秦と魏との戦いで呉鳳明がいないとなると、物足りなさが出てきますからね。
そういう意味でも秦との戦いの前に呉鳳明が戦死することはないと思われます。
呉鳳明が戦死するとすれば、秦が魏を滅ぼす戦い。
このタイミングになると思われます。
呉鳳明は誰に倒される?
では呉鳳明は誰に倒されるでしょうか?
武力は60と低い数値ですので、信たち武力の高い武将との一騎討ちで死亡することは考えにくいようには思います。
とはいえ信は呉鳳明を倒そうとした場面はありましたし、信が呉鳳明を倒すのかもしれません。
ただ魏を滅ぼすのは、秦の王賁(おうほん)です。
ですので呉鳳明は王賁の槍に突かれて戦死する、という最後を迎えるのかもしれませんね。
呉鳳明は霊凰の部下に裏切られる?
また呉鳳明は信に斬られる直前に、師匠である霊凰(れいおう)を身代わりにしています。
霊凰と呉鳳明の2人がいるところに信が登場して2人に斬りかかりますが、呉鳳明か分からない信はどちらを斬るべきか迷っていました。
そんな時に呉鳳明は霊凰に対して「鳳明様 お逃げをっ」と叫んだことで、信は霊凰を斬り伏せました。
この一件によって霊凰の部下は呉鳳明に対する恨みを抱えていると思いますし、呉鳳明の危機が訪れた時に、霊凰の部下が呉鳳明を裏切ることも考えられます。
霊凰の部下の裏切りによって呉鳳明は最後の死を迎える。
そんな展開もあるのかもしれません。
キングダム呉鳳明(ごほうめい)の史実と最後 まとめ
かっこいいってば呉鳳明 pic.twitter.com/CeeEKm04ZP
— new たまご (@tamatama145) September 11, 2020
ここまでキングダムの魏の呉鳳明が史実に実在した武将なのか?
この点と呉鳳明の強さや年齢などの基本情報のご紹介、そしてその最後の死亡について予想・考察してきました。
呉鳳明は父親の呉慶と同様に史実に実在した武将ではなく、キングダムの原先生による創作キャラクターということが分かりました。
また年齢としては、信たちより一世代(約10年)ほど年上であると予想されますし、武力の強さはそれほどではありませんが高い知力を誇ります。
呉鳳明は高い知力で函谷関の戦いでは優れた発明家としての一面を見せたものの、これからは優れた軍略家である一面をこれから見せていき、今後も秦の敵として大きな壁になることでしょう。
また呉鳳明の最後は「秦が魏を滅ぼす戦い」であることが予想されますし、この時には霊凰に対して行った報いを受けることも予想されますね。
今後の展開と呉鳳明の活躍も楽しみですが、それではここで呉鳳明の史実と最後の死亡に関する考察を終わります。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!