呪術廻戦は人の負の感情から出てくる呪いを題材にしたダークファンタジーです。
そんな呪術廻戦には新しいキャラクターが登場していますが、死滅回游で重要な役割を果たしそうなキャラクターに日車寛見(ひぐるまひろみ)という人物がいます。
ではこの日車寛見という人物の正体は何なのでしょうか?
また日車寛見の術式や領域はどのようなものなのでしょうか?
日車寛見は虎杖に100ポイントをくれるようですが、こちらでは呪術廻戦の日車寛見の正体や術式、そして領域展開についてご紹介していきます!
それでは最後までお楽しみください!
Contents
呪術廻戦・日車寛見(ひぐるまひろみ)の正体とは?
日車寛見、裁判で圧倒的に不利な人をなんとか救おうとして、結果うまくいかなくて自分の精神擦り減らしてるところとか夏油傑に似てる気がする
良い人間が報われない世界…つらい…
#呪術本誌 pic.twitter.com/Wrxhcp8Ezk— 鍵兎 (@KeyRabbit_) September 17, 2021
さて呪術廻戦でも鍵を握っていると思われる日車寛見ですが、日車寛見の正体はどのような人物なのでしょうか?
- 現在36歳
- かつては国選弁護人で岩手弁護士会所属
- T大法学部受験、法科大学院導入前の旧司法試験など、あらゆる難関をストレートで通過
- 無理筋の刑事弁護を担当することが多かった
- 裁判で敗れてしまい依頼人に逆恨みされることも多かった
- おかしいと感じたことを放っておけない性分だった
日車寛見は元々はこのような人物でした。
(日車寛見の過去の物語は、第159話「裁き」で描かれています。)
日車寛見も元々は良い人だったんでしょうね。
ただいつからか術式を使えるようになっていて、その術式によって気に入らない人をブチ殺した経験があるようです。
また日車は呪術師としての才能もピカイチで、術式が開花してから12日で1級術師と比べても遜色のないレベルまで成長しています。
領域が最初から備わった自分の術式を解明して、結界術の基礎を同時に習得。
そして結界術から逆算して、呪力操作による強化術の勘もアッサリつかんだと言われています。
そんな日車は闇落ちしたのでしょうか?
日車寛見の初登場はいつ何巻何話?
ちなみに日車寛見の初登場は単行本17巻・第143話「もう一度」の回のことでした。
この時の日車は顔は分からず、人を殺害したであろう形跡と弁護士バッジ、そして帰り血を浴びた顔の下半分が描かれていました。
その時にもこの人物のことはツイッターでは話題になっていましたが、159話「裁き」で日車の過去のことが明らかにされることになりました。
日車寛見は闇落ちしている?
さて日車寛見は闇落ちしたのでしょうか?
術式を使って人を殺害していますので、闇落ちしたと言えるかもしれません。
裁判をしていた頃から、「人々は保身のためならあらゆることに目を瞑(つむ)る」と話していましたし、無茶な事実認定がまかり通っていたことに疑問を感じていたようです。
(159話参照)
また日車は人の弱さに寄り添い続けているうちに、人の弱さを醜いと思うようになっていったようです。
人は皆!!弱く醜い!!(中略)
その先には何もない!!
目の前の闇はただの闇だ!
明かりを灯したところで!!また眩(まぶ)しい虚無が広がっている!!
(引用 呪術廻戦166話)
こうした価値観に至っている日車寛見は、夏油傑と同様に闇落ちしていると言えるでしょう。
日車寛見の死滅回游でのポイントは?
また158話「コガネ」の回で、日車寛見が102ポイントを持っていることが明らかになりました。
ちなみに術師を殺害すれば5ポイント、非術師を殺害すれば1ポイントが入ることになっています。
ですので日車が殺害した人物が最も少ないケースとして、術師を5人・非術師を2人殺害したことになります。
(5ポイント(術師)×20人+1ポイント(非術師)×2人=102ポイント)
または日車が殺害したのが全て非術師であれば、102名を殺害したことにもなります。
ただ日車が殺害した人物の数は、20人以上の泳者(プレイヤー)であることが165話で判明しています。
この時、日車は泳者を返り討ちにしたと書かれていましたので、日車が自ら攻撃したというよりも、日車は攻撃を受けたので反撃したというところでしょう。
また20人のプレイヤーの殺害だけであれば、5ポイント(術師)×20人=100ポイントですので、日車が所有している102ポイントには2ポイント及びません。
ちなみに166話のラストでは、日車が2名を殺害したであろう場面が描かれていました。
そのため日車寛見は2名の非術師も殺害していると思われますし、それは自分の意思で人を殺めた結果でもあったようです。
ただ日車は自分の意思で人を殺めた時の気分を「最悪の気分だったろう」と虎杖に語っています。
呪術廻戦・日車寛見の術式とは?
日車寛見
「やり直しだ」 pic.twitter.com/kb1MDnq9XI— クキワカメ (@kukiwakame_jyu) September 17, 2021
さてでは日車寛見の術式は、どのようなものなのでしょうか?
まず日車寛見は領域展開を使います。
その名は「誅伏賜死(ちょうぶくしし)」で必殺ではないものの、その領域の中にいる人物に自身の術式(ルール)を強制(必中)させるものです。
またこの誅伏賜死の領域内では、あらゆる暴力行為は禁止されています。(言葉の暴力はその限りではありませんが)
そしてこの領域の中で、日車寛見が所有している式神(?)・ジャッジマンによる裁判を受けることが強要されます。
このジャッジマンは、領域内の者の全てを知っていますが、その情報の全てが日車寛見に共有されるわけではありません。
ジャッジマンから日車寛見に共有されるのは、封筒に入れられた裁判の案件に関する証拠だけです。
その上で領域内の人物は言い分を述べて疑いを晴らし、ジャッジマンから無罪を勝ち取ることが強要されます。
また領域内の人物には、黙秘・自白・否認の選択肢が許されていて、否認の中には虚偽陳述(ウソの供述)も含まれることになっています。
ちなみにジャッジマンの目はまぶたを縫い付けられていて、「目を瞑(つむ)る」形になっています。
この目を瞑る形は、日車の思考が表面化しているのでしょうか?
裁判で有罪になったらどうなる?
ちなみに裁判で有罪になったらどうなるのでしょうか?
裁判で有罪になると「没収(コンフィスケイション)」という罰が与えられます。
この「没収」は通常であれば、一時的な術式の使用が不可能になるものです。
(165話)
ただし虎杖の場合には、そもそも術式を持っていませんので、呪力の使用不可に「没収」の罰が変わっていました。
有罪となって「没収」の罰が与えられる場合、術式や呪力の使用不可の罰が与えられることになります。
裁判で最も重い罪は?
日車寛見のスタンドが「目を瞑ってる」わけではなく「目を塞いでる」から、これが日車の言う ″正義の女神″ なんだろうね。
術式的にはあくまで絶対的な中立・平等が根底にあるとは思うけど、ポイントを見ると少なくとも2名以上は非術師を殺してる訳だからロクな奴ではない……#呪術本誌 pic.twitter.com/5jLbXradYS
— 玉ねぎ火山 (@Vol_Oni) September 20, 2021
またこの日車寛見の術式の裁判では、最も重い罰は「没収(コンフィスケイション)」が付与された「死刑(デスペナルティ)」です。
「没収」によって術式や呪力が使えない状態で、日車寛見には「処刑人の剣」が与えられ、この「処刑人の剣」に斬られた者は例外なく必ず死に至るというものです。
ただこの術式では日車寛見自身の身体能力が低い場合には、相手によっては苦戦することが予想されます。
日車寛見は呪術に目覚めてから呪力の使い方はもちろんのこと、身体能力の底上げもなされているのかもしれませんね。
日車の術式は裁判のやり直しが可能
ただ有罪の判決が下された場合でも、罪を認めない限りは2回まで裁判のやり直しを請求することが可能です。
ジャッジマンがこれを断ることはありません。
ただ次の裁判は前回と同じ罪に対する裁判とは限らず、領域の中にいる者の全てを知るジャッジマンが何について裁判をするかを決めていきます。
なぜ日車は呪術を使えるようになった?
では日車寛見は、なぜ呪術を使えるようになったのでしょうか?
考えられるのは日車は裁判で理不尽な負け方をしてきて保身に走る人々を目にしたり、依頼者からも憎しみの眼差しを向けられたりしたことで、日車の中で憎しみなどの負の感情が溜まっていたことが考えられます。
そもそも呪術というのは、呪力を術式に流し込むことで発動しますし、その呪力は人間の負の感情から漏れ出すエネルギーです。
ですので呪術を使いこなせるようになるためには、強い負の感情やエネルギーが必要と言えるように思います。
そんな負のエネルギーは、国選弁護人という仕事に携わって難しい裁判を引き受けたことで、日車の中で溜まっていったことでしょう。
ちなみに強力な呪術を使えるのは、一つには血筋も影響してきます。
五条悟や乙骨憂太は、日本三大呪霊の一人・菅原道真の子孫であることが分かっています。
それゆえ五条悟や乙骨憂太は強力な呪力を操ることができますが、日車寛見が呪力の強い家系であるかはまだ不明となっています。
呪術廻戦・日車寛見の領域展開や術式は? まとめ
日車寛見めちゃくちゃ好きだ
自分もその性格だから感情移入してしまった
日車が向日葵の別の呼び名で花言葉が「私は貴方だけを見つめる」ってその「貴方」って「正義」のことだと思うと中々に作り込まれてる
最後の見開きは鳥肌もん
味方になってくれることを切に願う
虎杖闇を祓って〜
#呪術本誌 pic.twitter.com/xetjcQcZqc— げち (@Getiti9592) September 18, 2021
さてここまで呪術廻戦に登場してきた日車寛見の正体や術式、そして領域展開についてご紹介してきました!
死滅回游に可能性を感じている日車でしたが、元々は国選弁護人で、難しい裁判でも頼りにしてくれる依頼人のために頑張ってきた人でした。
ただ日車にとっての裁判は、真実を必ずしも明らかにする場所ではなく、人々の保身のために真実に目を瞑(つむ)られてしまうこともあった場所でした。
また日車も依頼人のために努力してきたものの、判決に不服となった依頼人は、刑を言い渡した裁判官ではなく日車寛見の方に憎しみの眼差しを向けてきました。
このような状態が長く続いたことで、日車寛見の精神はねじ曲がってしまったのかもしれませんね。
また日車の術式は裁判に関係したもので、裁判に敗れると「没収」「死刑」などの罰を受けることが分かりました。
ただ罰を与えるのはあくまで日車寛見本人との戦闘によるものでした。
その意味では術式や呪力なしでも強い相手の場合には、日車寛見が手に負えないケースも出てくることでしょう。
それでは以上で、呪術廻戦の日車寛見の術式や領域展開のご紹介を終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!