羽生善治九段は衰えた?タイトル通算100期の可能性と藤井聡太には勝てない?

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将棋の羽生善治(はぶよしはる)九段のA級陥落が報じられました。

「ついに」というべきか、いよいよこの時がきたかというのがニュースを見た印象でしたが、羽生善治九段の衰えが指摘されています。

今後は羽生善治九段は勝てないことが多くなるのでしょうか?

また気になるのはタイトル通算100期を達成できるのか?です。

こちらでは羽生善治九段の衰えやタイトル100期を獲得できるのか?について考察していきます。

 

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羽生善治九段は衰えた?

羽生善治九段のA級陥落が報じられました。

羽生善治先生は29年も順位戦のトップクラスのA級に在籍していましたが、あの羽生善治九段がいよいよA級陥落となりました。

ちなみに現在のB級1組の首位は、藤井聡太竜王です。

羽生善治先生のA級陥落と、藤井聡太竜王のA級昇級が同時というのは、何だか意味深です。

ではやはり羽生善治九段は、衰えたと言えるのでしょうか?

 

羽生善治九段の勝率は?

では具体的に、羽生善治九段の年度ごとの勝率を見ていきます。

  • 2012年度・・・0.75
  • 2013年度・・・0.677
  • 2014年度・・・0.722
  • 2015年度・・・0.638
  • 2016年度・・・0.551
  • 2017年度・・・0.593
  • 2018年度・・・0.558
  • 2019年度・・・0.592
  • 2020年度・・・0.544
  • 2021年度・・・0.400

>>将棋棋士成績DB 羽生善治

羽生善治先生の勝率の推移を見ていくと、2016年度からは勝率が6割を切るようになってしまい、2021年度は4割という勝率に留まっています。

残念ながら勝率から見ると、羽生善治九段は衰えたと言えるのかもしれません。

 

羽生善治九段が衰えた原因は?

では羽生善治九段が衰えた原因は何があるのでしょうか?

まず一つには年齢が挙げられます。

羽生善治九段と同期の森内俊之九段が、2017年4月1日にフリークラスの棋士に転出したことは記憶に新しいですね。

この時の森内九段もA級陥落からフリークラスへの転出を決めたという経緯がありました。

また同じく羽生世代の一人である佐藤康光九段はまだA級に在籍しているものの、2015年度から勝率が5割を切るなど、衰えが見えるようになっています。

>>将棋棋士成績DB 佐藤康光

このように羽生世代と呼ばれる羽生九段と同期の棋士も、年齢による衰えと思える形で成績は下降しています。

特に年齢を重ねるほど、終盤を読む速度が遅くなるとも言われています。

やはり一時代を築いた羽生善治先生と言えども、年齢による力の衰えには勝てないのかもしれません。

 

羽生善治九段はAI時代に対応できていない?

また羽生善治九段は、AI時代に対応できていない可能性も指摘されています。

現在の将棋界の主流は、AIを活用した上で一つの戦法を深く掘り下げていくものです。

しかし羽生善治九段の棋風は、将棋を探求するかのごとく、どんな戦法でも指しこなします。

その証拠に羽生善治先生は、振り飛車を採用することもあります。

また羽生善治先生は、AIはその局面局面での最善手を指してくるためにAIには将棋の流れがなく、棋譜に一貫性がない、美しくないと感じることもあるようです。

羽生善治九段が研究にどれだけAIを活用しているのかは分かりません。

ただ羽生善治九段はAIの可能性を感じながらも、AIの低い評価値の先にも可能性があるのでは?という探求心があるようです。

今でも新しい発見をモチベーションにしているという羽生善治先生ですので、AIの低い評価値の先に新たな発見を見出しているのかもしれません。

ただあくまで現時点ではですが、その結果が伴っていないと言えるのかもしれません。

 

 
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羽生善治九段のタイトル100期の可能性は?

では、羽生善治九段のタイトル通算100期の可能性はあるのでしょうか?

私は個人的には羽生善治先生のファンなので、羽生善治先生のタイトル通算100期は見たいと思っています。

ただ羽生善治九段のタイトル通算100期は、可能性が難しくなってきていると思います。

理由はやはり藤井聡太竜王の存在です。

この藤井聡太竜王は、現在のトップ棋士である豊島将之九段や渡辺明名人にも4連勝してタイトルを奪取するほど強い存在です。

そのため藤井聡太竜王は、いつか8冠を成し遂げる可能性さえ秘めていると思います。

強い棋士相手のタイトル戦で、ここまで一方的な勝負でタイトルを取ってしまう藤井聡太竜王には、空恐ろしささえ感じるほどです。

これほど強い藤井聡太竜王はかつての羽生善治先生のように、しばらく1強時代を作り上げる可能性があります。

そんな藤井聡太竜王に対して、羽生善治九段はタイトル戦で勝てない可能性が高いのではないでしょうか?

そう考えると羽生善治九段のタイトル通算100期は、非常に難しくなりつつあると言えると思います。

 

 
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羽生善治九段は衰えた?タイトル通算100期の可能性は? まとめ

ここまで羽生善治九段は衰えたのか?タイトル通算100期の可能性は?という点を考察してきました。

さすがの羽生善治先生でも、年齢による衰えには勝てないと思います。

ただ羽生善治九段は元々が7冠を達成したほどの強いトップ棋士だっただけに、並みの棋士の成績になっただけでも「終わった」と言われてしまいかねない存在です。

とはいえ羽生善治先生の積み上げてきたタイトル通算99期という成績は、5冠を20年近く続けて初めて到達できる驚異的な数字です。

現在の藤井聡太竜王でも到達できる数字なのかは分かりませんが、タイトル通算99期という破格な成績が色あせることはないと言えます。

今後も羽生善治九段の活躍を期待していますが、それでは以上で羽生善治九段は衰えたのか?タイトル通算100期の可能性は?に関する考察を終わります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 
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