鬼滅の刃は吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)先生原作の大人気漫画です。
2021年からは「遊郭編」も放送が開始されて、今後も目が離せないコンテンツですね。
今回はそんな鬼滅の刃の登場キャラクターから、鬼でありながら人間の味方となった医師・珠世に関して考察していきます。
珠代は最終決戦で、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)によってその命を絶たれることになりました。
そして彼女は鬼となってからは、沢山の命を殺(あや)めてきました。
では珠世は死後、地獄行きとなってしまったのでしょうか?
今回は鬼滅の刃の珠世が死後に地獄へ行ってしまったのか?を検証・考察していきます。
それでは最後までお楽しみください。
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Contents
鬼滅の刃・珠世は地獄に行ったのか?
鬼滅最終回でまた話題になってるけど、この絵よく見ると珠世様だけ右側向いてるんだよね。左側は天国行きで、右側は地獄行きなんだろうな。切ない(珠代様は家族を食べてしまってので)#鬼滅の刃最終回 pic.twitter.com/BsHTCuS7Df
— Nana (@ma_yu_ma_yu37) May 18, 2020
さて珠代は鬼舞辻無惨の血によって、鬼の身体となってしまいます。
そして彼女は最愛の家族、またその他大勢の人間を殺(あや)めて喰らってしまった過去を持ちます。
その贖罪(しょくざい)もあって、無惨の呪いを解いた後は医師として人々の命を救うことに尽力してきました。
そんな不遇な運命を持つ珠世ですが、最終決戦にて鬼舞辻無惨の手によって命を絶たれてしまいます。
そんな珠世が、本作204話の扉絵にて1人だけ逆方向に向かっているとネット上で考察されていました。
無惨戦で命を落とした他の鬼殺隊士たちは左手方向に歩を進める中、珠世と思しき人影のみ確かに右方向に向かっています。
これは珠世が死後、地獄行きとなったという描写なのでしょうか?
公式ファンブック弐のP124の大正コソコソ噂話で以下の内容の記載がありました。
「もしかしたら数百年後に、地獄で罪を償い、生まれ変わった珠世を見つけて、その頃には愈史郎の鬼の血も薄くなり、二人寄り添い人間として歳を重ねたのかもしれません。」
その上、最終回では鬼殺隊士の子孫や転生者などが記載されていたものの、珠代の転生者は登場していませんでした。
これらの記載からも見て取れるように、珠世は死後地獄に向かって転生さえできなかったということで間違いなさそうです。
なぜ珠世は地獄に行ったのか?
さて珠代は医師として人々を助けに回っていました。
ではなぜ彼女は、地獄行きとなってしまったのでしょうか?
その答えはやはり、鬼になった直後の事実が大きく関係していると推測されます。
元々病弱であった珠世は、家族の成長が見たいがために無惨の言葉を信じて鬼の身体を手に入れた経緯を持っていました。
しかし鬼となった珠世は人間を食糧と見なしてしまい、最愛の家族をその手にかけ喰らってしまったのです。
珠代はその事実を受け止めきれず、自暴自棄となった彼女は更に罪を重ねます。
何も罪の無い人々を、大勢殺めてしまったのです。
その事実こそが、珠世が地獄行きとなった理由となったということなのでしょう。
珠世が鬼殺隊に協力して無惨を倒した功績は認められなかった?
僕の思う #鬼滅の刃 の魅力はカッコいい戦闘シーン!ではなく
しのぶさんや珠世さん等の戦闘力はそれ程でも無いが、頭が良くてサイコ○スな女性が毒を使って強敵を葬り去るところ…
しかも武器が薬って💊薬剤師的に上がる場面⤴️⤴️ pic.twitter.com/2WjPmaoK11— 漢方厚麗堂 よしくに先生 中の人 陰 yin (@hashimotofumi) November 2, 2020
また鬼の始祖である鬼舞辻無惨の討伐にあたって、珠世と胡蝶しのぶが共同開発した薬が絶大な効果を発揮しました。
逆にこの薬が完成していなければ、無惨を倒すことは叶わなかったでしょう。
そんな功績のある珠代が地獄に行ったとなれば、珠代が過去の罪の償いとして人々を守るために研究してきた功績は認められなかったということでしょうか?
もちろんその判断はいわゆる「神の領分」となってしまうため、我々には図りかねてしまいますが、無惨を倒した功績はその場にいた鬼殺隊士たちにはハッキリと認められていた事でしょう。
しかしその功績をもってしてもなお、過去の事実の罪を帳消しにすることは出来なかったという事なのだと推測されます。
珠世の地獄行きは本人の意思か?
またもう一説としては、地獄行きは「珠世自身の意思によるもの」だったのかも知れません。
珠世としては、自分が天国に行くために鬼舞辻無惨を倒したのではなく、あくまで自分自身を鬼と変えた相手への復讐心、そして過去に殺してしまった家族や人々の命への償いのために、無惨という元凶をこの世から消し去りたい一心で研究していたのことでしょう。
そんな珠代は、最初から天国に行けるような身でないことを認識していたのかもしれません。
また珠代は無惨が倒れた後は、しかるべき罪を背負って償う覚悟で戦いに臨んだとも取れます。
珠代にとって自分の家族を殺して自分だけ生き延びてしまった事実が、長年彼女の心に重くのしかかっていたことでしょう。
そう考えると、地獄には珠世本人の意思で向かったと考えるのが正解かも知れませんね。
鬼滅の刃・珠世は地獄へ行ってしまったのか?まとめ
23巻、加筆されたページが最高。皆の笑顔が見られてよかった。珠世さんと愈史郎の儚げな笑顔を描いてみました。
やっぱりワニ先生の絵、好きだな〜。#鬼滅の刃イラスト #模写 pic.twitter.com/zMQ7pLInDO
— ピアノイズ (@accomaria) December 10, 2020
今回は、鬼滅の刃に登場するキャラクター・珠世が地獄に行ったのか?について考察してきました。
以下がまとめとなります。
- 珠世は無惨によって殺害された後、地獄行きとなった
- それは珠世自身の罪の大きさによるものだと推測
- 無惨討伐に関しては珠世の作成した薬が大きく貢献した
- しかし珠世自身が地獄行きを選んだのではないかと思われる
珠代は自ら作った鬼である愈史郎(ゆしろう)が寂しくならないようにと、使い猫の茶々丸を鬼化していました。
ということは珠世自身も無惨打倒に向けて命を投げ出すつもりで、愈史郎と別れを告げる覚悟だったことでしょう。
また鬼滅の刃の最終回でも、珠世の転生者は描写されていません。
しかしいつの日かファンブックでも書かれているとおり、珠代は罪を償って転生して、次こそは幸せであれと強く願いたいものです。
それでは以上で、鬼滅の刃の珠代が地獄に行ったのか?という点の考察をこれで終了します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。