キングダムでは主人公の信は、この後李信将軍になると言われています。
ただ現在の信は名字がなく「信」と呼ばれているだけです。
それでは信は一体いつ李信と名乗るようになるのでしょうか?
またどのようないきさつで信は「李」の名字を名乗ることになるのでしょうか?
李牧から李の名字をもらうか受け継ぐことになるのか?
それとも李斯から李の名字を受け継ぐことになるのか?
可能性が考えられますが、李牧や李斯から李姓を受け継ぐ可能性を検討していきながら、キングダム信がいつどのように李信となるのかを考察していきます。
また信は641話で李信と名乗ることになりましたが、その結果についてもお伝えしていきます。
それでは最後までお楽しみください♪
Contents
キングダム信はいつ李信になる?
信が李信になるのは歴史に出てくる前?
キングダムの第1巻のこの場面は、信の今後を示していると言われていますね。王騎の矛を手にしていますが、鎧(よろい)はこれからどの場面で出てくるんだろう?#キングダム pic.twitter.com/mTFfTQnJ2X
— comic-search (@search_comic) September 21, 2019
まずキングダムの信がいつ李信を名乗るようになるか?
この点についてですが、ご存知のようにキングダムは基本的に史実に基づいて物語が進んでいます。
そして李信という将軍が歴史にその名を刻んだのは、紀元前229年のことだとされています。
少なくともこの時までには、信が李信を名乗ることになる。
そう推測できることになります。
紀元前229年はどれだけ先のこと?
では紀元前229年というのは、これからどれだけ先のことでしょう。
秦の鄴攻めが行われたのは、灼熱(しゃくねつ)の始皇11年。
これを紀元前に直すと236年のことになります。
ですので秦の鄴攻めから考えると、紀元前229年まではまだ7年の歳月があることになります。
これから紀元前229年までのいつの日か、信は李信を名乗ると予想します。
641話で信は李信に改名!
ここまでは事前の予想でしたが、641話で信は李信と名字を付けることになりました。
鄴攻めをして咸陽(かんよう)に凱旋(がいせん)した直後のこと。
ですので時期としては、始皇11年に信は李信と改名することになりました!
キングダム信は李牧から李姓を受け継がない?
李牧から名字を受け継ぐ可能性は?
李牧は糸凌に共伯がやられて、カイネでは糸凌を止めるには役不足感があるなぁ。これで李牧はピンチが増すけど前に信と戦った時には、信は李牧を”知略と武勇を兼ね備えた化け物”と言っていたから、李牧を倒すにしても難しいのは確かでしょうね。#キングダム pic.twitter.com/mYrHickNQY
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ではどのような形で、信は李信と名乗るようになるのでしょうか?
この点を考察していきますが、李の名字を持つキングダムの有名な武将と言えば、やはり歴代最強の三大天と言われる李牧この人でしょう。
ただこの李牧は敵国の武将ですし、信にとっては王騎を葬(ほうむ)った憎い相手。
李牧が秦を訪れて秦趙同盟が成立した時。李牧の目の前に座った信はその時には手にしていなかった刀を抜く素振(そぶ)りを見せたぐらいです。
それほど信にとって、李牧という男は快く思っていない相手なのは間違いありません。
これからの戦いで、李牧とどのような戦いを繰り広げるかは分かりませんが、李牧に対して良い感情を抱くことがあったとしても、李牧が王騎を倒した事実は信の心から取り除かれることはないはずです。
そう考えると李牧から李の名字を受け継ぐ可能性は、個人的には低いと考えています。
それでは信が李信と名乗るには、どのような方法があるでしょうか?
李斯の養子になる?
法とは何か?それに対する李斯の答えは明快でした。「法とは願い。」その国民にどうあって欲しいのか?どう生きて欲しいのか?どこに向かって欲しいのか?そんな願いが込められたものが法だと李牧は言い切ります。これからどんな法を李斯が作っていくのか?今後の展開の見どころになる?#キングダム pic.twitter.com/YXFFtxhtvX
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秦国内で李の名字を持つ人物としては、法の番人と言われる李斯(りし)が存在しています。
元は呂氏四柱の一人として、政に敵対していた時期もある李斯でしたが、呂氏が失脚してからは牢獄に入っていました。
そんな時に中華の東の大国である斉(せい)王と始皇帝・嬴政(えいせい)が対面することがありましたね。(単行本 第45巻)
そこで政が示したのは、中華を統一した新たな国では人が支配するのではなく、法が人を支配する法治国家という絵を示しました。
ただそこに同席していた昌文君には、統一された中華の「法」の姿が見えてこず、そこで法の番人と言われる李斯に協力を要請(ようせい)することになります。
そこで李斯が示した「法」の姿は、見事なものがありましたね。
かつては敵対していた李斯ですが、李斯の描く法の姿には信も感銘を受けるのかもしれません。
そして信が李斯の養子になることがあれば、信は李信と名乗ることになりますね。
李斯の婿(むこ)養子になる?
または信が李斯の娘と結婚して婿養子になる可能性もあるかもしれませんね。
ただそうすると羌瘣(きょうかい)や河了貂(かりょうてん)が、信と恋愛して結婚することは無くなってしまいます。
今後の信の恋愛ストーリーを考えると、この展開は少し寂しい気がしますね。
やっぱり羌瘣か河了貂と結婚してもらいたいと思います。
個人的には史実には登場していない河了貂は、作者の原先生にとって使い勝手の良いキャラクターだとは思っていますが、信が誰と恋愛するのかも興味が尽きませんね♪
また史実を詳しく見ていくと、李信の父親は李瑤(りよう、と読むのでしょうか?)とされています。
そうなると李斯の養子や婿養子になる可能性は、もしかすると低いのかもしれません。
それでは他にどのような可能性があるのでしょうか?
李斯が名字に関する法を定める?
李斯が昌文君に「法」について問いただした場面。この時に昌文君は刑罰で人を律し治めるものが「法」と言い、それは一般的な法に関する認識だと思います。しかし李斯は刑罰は手段であって法の正体ではないと喝破(かっぱ)します。次の李斯の発言はキングダムの名場面の一つですね。#キングダム pic.twitter.com/MQMrAxb3Ss
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考えられる可能性があるとすれば、李斯が名字に関する新たな法律を制定することがあるかもしれません。
戦争孤児である信は名字がないまま信と呼ばれていますが、どんな身分の者でも能力があるものは積極的に採用する―――
そのために戦争孤児であっても、一定の活躍をすれば名字を名乗ることが許される。
そんな政策が今後の秦で実施される可能性もあるかもしれませんし、それは戦争孤児である信が活躍することで開ける道なのかもしれません。
中華統一を目指すにあたっては、人物登用を出自に左右されていては、なかなか強い国にできないと思います。
才能が野に埋もれる方が損失が大きい―――
良い国を作ろうとすればするほど、そんな考えが政の頭に出てきてもおかしくないと思います。
そんなビジョンを元に李斯が名字に関する法律を定めて、この法律に基づいて信が李信を名乗るようになる可能性があるかもしれません。
ただそれでも信が憎い相手である李牧と同じ「李」の名字を選ぶのか?
この点は疑問が出てくることになると思います。
史実では李信の父親は李瑤!
信と麗の初対面か~。麗の命を際どいタイミングで救えて良かった。特に追いかけていたのが人を虫のように殺すのが快感だと言う将だったから、この将を信が倒して特に胸がスカッとした!#キングダム pic.twitter.com/RG9dAShe4O
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あとはさっき書いたように史実での李信の父親は李瑤(りよう?)とされています。
李信の父親が李瑤であって、現在の信が戦争孤児であるとすれば、いつか信の父親がハッキリする時が訪れるのかもしれません。
そして信は李信と名乗るようになる。
こうすれば信が李の名字を名乗ることも自然な流れになるのではないでしょうか?
そして父親が判明するその時は、キングダムでも何か心温まるストーリーが描かれるのかもしれませんね。
漂が決めた名字と一緒にした
ここまでは予想でしたが、結果的には641話で信は李の名字を付けましたが、漂が付けた名字と同じ名字を付けることを信は決断しました。
641話では将軍になる前にお前は姓を持つ必要があると、信は政から告げられます。
(理由が何となく変だというのも、少し面白い場面でしたが 笑)
そして自由に姓を選んで良いと言われた信は意味も色々あるからと、どんな姓にするか悩むことになります。
考えた挙句、政と同じ嬴(えい)を挙げますが、やはり王族と同じ姓が許されるはずもなく昌文君から却下。
政も信の姓を考えますが思いつかず、漂(ひょう)が姓をつけた時のことを政は思い出します。
そして漂は、政がよく食べていた李(すもも)から李の姓をつけることを決断。
李漂(りひょう)と名乗っていたことを知り、漂の想いを背負う意味もあったのでしょうか。
信も同じく李の姓を選ぶことになります。
キングダム信はいつ李信になる? まとめ
桓騎と争って追い出した尾平に対して、信が自分の想いを語った場面。キングダムの名場面の一つですね。久しぶりに読んで泣いたなぁ。キングダムのここが一番好きかもしれない。#キングダム #名場面 pic.twitter.com/cV1UATTFGt
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ここまでキングダムの信が李信になるのはいつか?
またどのようにして信が李信を名乗るようになるのかをこの記事で考察していましたが、結果的には鄴攻めの後に信は李信と名乗るようになり、また李の姓は自由に姓を名乗っても良いと政に言われたこと、また李を選んだのは漂が李の姓をつけていたことが理由でした。
最初に考えたのは李牧や李斯から受け継ぐ可能性で、ただ李牧に関しては王騎将軍を葬った敵ですので、この李牧から名字を受け継ぐ可能性は低いと考えていました。
さらに考えていくと、史実では李信の父親は李瑤となっています。
このことと信が現在は戦争孤児であることから推測されることは、信の父親が何らかの形で判明するのだと考えていました。
秦のために戦って散った父親がいて、勇敢に戦ったその父親のことを伝え聞く場面が描かれる。
私自身はそんなことを想像していましたが、結果的には自由に姓を選んで良かったことと漂が李の姓をつけていたことから李信と名乗るようになりましたね。
思ったよりもあっさりと決まった感じはしましたが、信は漂の想いを受け継ぐ意味で、漂と同じ姓をつけたかったという気持ちもどこかにあったのかもしれませんね。
信が李信になる点についてはキングダムで結論が出ることになりましたが、こちらのサイトで他の記事もお楽しみください。
それでは最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!