「薬屋のひとりごと」は、2011年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始された日向夏(ひゅうがなつ)によるファンタジー小説です。
花街で薬師をしていたそばかす少女「猫猫(マオマオ)」が、売られた後宮で起こる謎を解くミステリーであり、美貌の宦官・壬氏(ジンシ)とのラブコメ要素も楽しめるストーリになっています。(舞台が架空の国なので、ファンタジー要素も)
この小説、実は、2種類の漫画が同時に発売されています。
同じ原作「薬屋のひとりごと」なのに漫画が2種類???一体なぜ???
今回は、「薬屋のひとりごと」という小説の漫画がなぜ2種類発売されているか、2種類の漫画の違いについても見ていきます。
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薬屋のひとりごとの漫画が2種類あるのはなぜ?
薬屋のひとりごとの漫画が2種類あるのは知ってんだけど、特にどっちが好き!!とかいうのが無く注意力も足りないオイラはこういう事になった
続きはどうするか決めかねて買えないでいる pic.twitter.com/ZIq1AmcHxV— あれい (@fe_arei) December 14, 2020
結論から言うと「具体的な理由はない」です。
少なくても公式には発表されていません。
なので仮定として考えてみますと、こういう理由があったのではないでしょうか?
「とてもいい原作なので、ファンを増やしたかった」
- 話題作りになる。同じ原作で漫画が2種類発売される!ということで話題になる。
周知される。 - 作品を知る機会、伝える機会が増える2つ漫画が発売されるということは、その都度話題になるので、「薬屋のひとりごと」という作品自体を知ってもらえる機会がそれだけ増える。
- 男女問わず読める(大袈裟に言うと、老若男女問わず)後述しますが、漫画の作者が違うので、好みの方を読むことができる。すなわち、色んな好みの人が手に取ることができる。
- 漫画家による表現の違いを楽しめる。両方読むとそれぞれの良さや、1つだけでは理解できなかった事なども理解できる(復習の意味合いもある)。さらには、違いについても楽しめる。
こうした理由から、薬屋のひとりごとの漫画が2種類あるのではないか?と思います。
それではビッグガンガンとサンデーGXでは、漫画にどのような違いがあるのでしょうか?
薬屋のひとりごとの漫画の2種類の違いを比較!
薬屋のひとりごとはなぜかコミカライズ版が2種類あって、
続きを買うつもりが別の作者の2巻を買ってしまった思い出がある。 pic.twitter.com/JbjvLIgtyC— 長緒Vader (@usubaori) July 3, 2020
さてそれでは、「薬屋のひとりごと」の2種類の漫画の違いについて見ていくことにしましょう。
ビッグガンガンとサンデーGXの漫画では、次のような違いがあります。
作画の違いを比較!
「ビックガンガン」
キャラがデフォルメされており、全体的にかわいい仕上がりになっています。
「サンデーGX」
原作により近いリアルなタッチになっている。
また背景についてもよりリアルで、手書きの部分まで中華風になっています。
構成の違いを比較!
「ビックガンガン」
一人一人のキャラが深掘りされ、細かく書かれているため、進みは少し遅めになっています。
ちなみにビッグガンガンは単行本が8巻まで発行されていて、小説の3巻の序盤までが描かれています。
「サンデーGX」
原作の主要箇所をピックアップしてうまくつなげているため、進みは早めになっています。
ちなみにサンデーGXは単行本が10巻まで発行されていて、小説の3巻の中盤までが描かれています。
セリフの違いを比較!
どちらかと言うと、ビッグガンガンの方がより原作に忠実です。
小説忠実度の違いを比較!
両方とも原作準拠ですが、サンデーGXの方が原作の軸となる部分を忠実に演出していますね。
薬屋のひとりごと・ビッグガンガンの特徴は?
また『薬屋のひとりごと』のビッグガンガンについて、さらに細かな特徴は次の通りです。
- マンガ大賞2019受賞作品。
- かわいい。とにかく可愛く書かれている。
- デフォルメされたキャラクター。
- 一人一人の表情が豊かに書かれている。
- 少女漫画っぽい。
- セリフが原作に忠実。
ビッグガンガンの漫画は、こんな特徴があるんですよね。
薬屋のひとりごと・サンデーGXの特徴は?
次に『薬屋のひとりごと』のサンデーGXについて、さらに細かい特徴は次の通りです。
- 背景等原作に忠実。
- 背景描写繊細に描かれている。(手書きの部分まで中華風で徹底されている)
- 原作の空気感がよく出ている。
- キャラは少しクールに書かれている。
- リアル寄りの落ち着いた絵柄。
- 原作の主要箇所をピックアップしてうまく繋げて描かれている。
- 進みが早い。
サンデーGXでは、こんな特徴があります。
薬屋のひとりごとの漫画はどっちがおススメ?
おすすめアニメ・漫画紹介part13
「薬屋のひとりごと」
原作は小説です
漫画は2種類ありますが、私はこっちの方が絵が可愛いのでねこくらげさんのを買ってます
最新刊6巻#アニメ好きと繋がりたい #アニメ好きな人RT・いいね #おすすめ本 #おすすめアニメ・漫画紹介 pic.twitter.com/BUgRBoAiKu— 雪日陰 (@mNYUgTnMA4Ot0tg) August 26, 2020
どっちかを選ばないといけないなら、私は「ガンガン」をオススメします。
絵が可愛くて読みやすい。
これぞ少女漫画!というような漫画に仕上がっているので、読みやすいです。
ただそれは、私自身が原作読者でもあるからかも・・・。
内容が概ね分かった上で読む漫画としては、ガンガンは最適です。
しかし原作を読んだ事ない読者の場合なら「サンデーGX」の方がいいかもしれません。
前述にも書きましたが、サンデーGXは原作の主要箇所をうまく繋げてあり、サクサクと話が進んでいきます。
そしてサンデーGXは原作の空気感がよく出ており、背景描写も「中華風」にリアルに描かれているため、理解しやすいと思います。
「薬屋のひとりごと」の漫画が2種類あるのはなぜ? まとめ
やっとポプラ社のフェアの本買えた〜😂リリィせんせーとありなっち🥰#キミはまだ名作の面白さを知らない
あとトレンドにあった薬屋のひとりごとも気になったから買ってみた。なぜコミカライズが2種類…🤔🤔🤔 pic.twitter.com/IsNIYzY1zW
— ろれ@遠出 (@_styleGR) July 3, 2020
以上、「薬屋のひとりごと」という小説の漫画がなぜ2種類発売されているかをご紹介いたしました。
結論としては、2つとも読むのがオススメです(笑)
キャラが魅力な「ガンガン」、背景・ストーリーが忠実な「サンデーGX」。
両方読むと、より「薬屋のひとりごと」が理解できると思います。
ぜひ両方をご一読を。
それではここで「薬屋のひとりごと」という小説の漫画がなぜ2種類発売されているかのご紹介を終わります。