キングダム第612話「答えを持つ者」―――
この回で、李牧は龐煖(ほうけん)と20年前に初めて会ったと語り始めます。
その時に二人で交わした約束があり、その約束を果たす日が今日。
つまり朱海平原の戦い15日目だと李牧は言っていましたね。
ではこの時に李牧と龐煖が交わした約束とは何なのでしょうか?
約束の内容が気になるところですが、こちらの記事ではキングダムの李牧と龐煖が交わした約束について考察していきます。
最後までお楽しみください♪
Contents
キングダム李牧が612話で語った内容を振り返る
李牧は龐煖(ほうけん)と初めて会った日に、約束を交わしたと語っていました。そしてその約束を果たす日が、朱海平原15日目の今日だと李牧は言っています。どんな約束が交わされたのか?そろそろ分かる時がきそうで、楽しみですね♪#キングダム pic.twitter.com/BRIKdg2SeV
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李牧本陣に現れた龐煖
まず612話から振り返っていきますが、龐煖(ほうけん)は突如として李牧本陣近くに現れました。
その前にも秦左翼側で蒙恬の陣営を襲った龐煖でしたので、近くにいることは分かっていましたが、命令に忠実に従うタイプではなく、勝手な行動を貫く龐煖。
龐煖はいつどこで現れるのか?
それは李牧でも完全には把握できないかもしれませんが、李牧の本陣近くに現れた龐煖は「李牧はどこだ」と李牧を探しに来ていました。
苦しそうな龐煖を見て、李牧は語り始めます。
李牧と龐煖は約20年前に初めて会ったこと。
その時に約束を交わしたこと。
そしてその約束を果たす日が、朱海平原の戦い15日目である今日であること―――
続けて戦況についても説明する李牧でしたが、龐煖は戦場の戦いがどうなろうと関係ないという態度でした。
答えに導く者と答えを持つ者
しかし李牧は、戦場は龐煖に大いに関係があると伝えます。
あの王騎にあったから―――
それが李牧の語った理由でした。
そして李牧本人は龐煖の求める答えに導く者であって、龐煖の求める答えを持つ者は別の人間だと伝えます。
そこに描かれていたのは信の姿でした。
キングダム李牧と龐煖(ほうけん)の約束とは?!
李牧が提案した内容は?!
戦って散ったのは敵だけでなく仲間もいて、どちらの思いも受け継ぐからこそ将軍は強いことを王騎は伝えていました。その力が刀や矛に宿ることを龐煖(ほうけん)は理解できないでいましたね。龐煖は純粋に武術・武力を極めようとしていて、王騎とは対極にいましたが、龐煖に理解できる日は来るのかな? pic.twitter.com/YrGNrittSU
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では李牧と龐煖(ほうけん)が交わした約束とは何だったのでしょうか?
ここから本題に入りますが、李牧は龐煖にある提案をしたのではないでしょうか?
龐煖は元々「求道者(ぐどうしゃ)」であり、この求道者は人里を離れてひたすら道を求めて極めようとする人たちのことを言います。
個人の場合もあれば集団の場合もある求道者ですが、基本的にはそんな彼らは人前に姿を現すことはありません。
ただ自らが道の極みに到達したのかどうか―――
そのことを確認するために人前に姿を現すことは、キングダムにも書かれていましたね。(単行本14巻)
武の道を極めたい龐煖ですが、しかし龐煖は集団ではなく「個」で活動しています。
龐煖本人の才能もあり武を極めたかに思える龐煖ですが、「個」の強さには限界があることを李牧は見抜いていたはずです。
そこで李牧は龐煖に対して以下のことを伝えたのではないでしょうか?
- 人里離れて山の中でいくら修行を積み重ねたとしても限界があること。
- 武には別の極みがあること。
- それが戦場に存在すること。
だから戦場に来て、戦場に存在する武の強さも極めないか―――
そんな提案を李牧は龐煖にしたのではないかと思います。
李牧と龐煖の二人の約束とは?!
そして李牧は龐煖に以下の約束をしたのではないでしょうか?
- 戦場での武の極みを見せること。
- その戦場での武の極みの理由を教えること。
- ただしその答えを持っているのは李牧本人ではなく、別の人間であること。
これが20年前に李牧と龐煖の二人が初めて会った時に交わした約束だと予想します!
李牧の提案に乗った龐煖?!
そして武の強さに興味を覚えた龐煖は、この李牧の提案に乗ったのだと思います。
龐煖とすれば、人里離れた山の中で個の武を極めたので、次の新たな武の高みを目指すという理由があります。
一方の李牧にしてみれば、龐煖という強力な武の達人を味方に引き入れることができることは大きなメリットだったに違いありません。
また龐煖に声をかけていたのだとすれば、他の武神を名乗る求道者にも声をかけていた可能性もありますね。
そうするとまさか龐煖以外に、武神と名乗る人物が趙側に現れる?!
そんな展開もあるのかもしれませんが、忠実に指示に従うわけではない龐煖ですので、こうした求道者は趙軍にとって扱いづらいことも確かなのかもしれません。
龐煖は答えに納得する?!
龐煖(ほうけん)は王騎との戦いで、その強さを疑問に思っていましたね。多くの戦友(とも)や敵を失って、彼らの思いが双肩に宿っていることを王騎が伝えましたが、龐煖のこの反応。信や羌廆と一騎打ちをするのかもしれないですけど、今度はその強さの理由に納得するんでしょうか?#キングダム pic.twitter.com/4IJkKJP3jG
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また以前の王騎との一騎打ちで、龐煖(ほうけん)は王騎の言葉に納得していませんでした。
とはいえ王騎には実質的に敗北していた龐煖。
龐煖は王騎に負けたことが悔しかったとは思いますが、それでも事実から目を背けるわけにはいかないはずです。
敗北した事実から目を背けるだけであれば、それは求道者(ぐどうしゃ)ではなく、ただのわがままな子供にすぎません。
信に王騎将軍と同じような一撃の重さを感じたなら、龐煖に何らかの心境の変化が訪れるかもしれませんね。
そして信の語る答えに龐煖が求める答えが重なり合うことがあったなら―――
龐煖の言動に変化が起きるかもしれません。
やはり答えに納得しない?!
もしくは信の答えに納得しない場合も考えらえますが、しかしそうなると李牧との約束が果たされないということになってしまいます。
他に答えを持つ者がいないのであれば―――
そんな前提はありますが、そうなってしまうと龐煖は李牧に対して疑いのまなざしを向けてしまうかもしれませんが、李牧はその程度の人物ではないはず。
また李牧が答えを持つ者が信であると示していたのであれば、信と龐煖の一騎打ちで龐煖の求める答えに対する結末が見られると予想します。
キングダム李牧と龐煖(ほうけん)の約束 まとめ
李牧本陣も危うくなってきたけど、龐煖(ほうけん)がこの前に李牧と話していたからなぁ。そこで答えをもらいに来たと言っていて、そして李牧は信がその答えを持つ者だと言っていたし。李牧がピンチになるなかで、龐煖は信に対峙(たいじ)することになるのかな?#キングダム pic.twitter.com/hyJEXidKU3
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こちらの記事では、キングダム612話に描かれていた李牧と龐煖の約束について考察してきましたが、いかがでしたか?
龐煖が武の道を極めようとする求道者であることから、初めて会った二人の間で強さに関する話が交わされたと予想します。
そして龐煖の「個」のやり方で技術などの武を極められるとしても、別の武の極みが存在することを李牧は知っていたはずです。
李牧自身も武力は高く、信の刀を受け止めた場面がありましたね。
そんな実戦での戦いが豊富な李牧の提案に龐煖が乗って、戦場での強さの極みを見せること、その戦場での武の極みの理由を教えること、ただしそれは李牧本人ではなく別の人間であること―――
これらが李牧と龐煖が初めて会った時に交わした約束だと予想します!
信と龐煖の一騎打ちがあり、最後にはそこで龐煖の求める答えが信の口から語られると思いますが、その答えに果たして龐煖は納得するのか?
信から何が語られるのか?
今後の展開も興味が尽きないところですが、以上、キングダム李牧と龐煖の約束につてい考察しました!